「私の呼吸は、地球の呼吸、呼吸を通して全ては繋がっている」
ヨガを学び続けていくと、このような言葉(はじめて聞くにはちょっと怪しくも思えるような)にも出会ったりするのですが、
そんなふうに言われても、私の呼吸とあなたの呼吸は別々だし、すべて繋がっているとか意味わからん。とずっともやもやしたりだったんですけど、も。
気持ちよさそうに昼寝をしている猫や子供の、呼吸に併せて動くお腹を見ていたりすると、
あぁ、私にもこの子にも同じものが呼吸を通して流れている、と思えるようにはなってきた。
ヨガで1に呼吸、2に呼吸、と言われるのは、呼吸が健康をもたらすから、だけではない。
呼吸は、繋がりを思い出す大事な大事なツール。
と、ここで、藤井風の新しいアルバムをまた初回で買ってしまったわけですが 笑。
そんなことを表している曲があった。
見つめてもみんな同じ顔
私もそう 容れ物が
ぱっと見ちがうだけ 溶けていく
溶けていく…
溶けていく…
目を覚ます…孤独なんて幻想
気にしなきゃいいの
みんな同じ星
みんな同じ呼吸すーはー
藤井風「「ロンリーラプソディ」
この「すーはー」と呼吸をあらわすような言葉があって。
彼は歌詞を全て英訳もしてるのですが、英語で「すーはー」をなんと訳してるかと思って見てみれば まさかの「so’ham」。これはサンスクリット語なのですが、
ヨガをしている方なら、ソーハム呼吸(瞑想)という、
息を吸いながら So ソー、息を吐きながら ham ハムと唱える方法を知ってる方も多いと思います。
私は「それ」であることを思い出す呼吸法、瞑想法。
生きとし生けるもの全てに与えられている呼吸。
私=それ の理解にはまだまだ遠いけれど、
寝ている我が子や愛猫の呼吸する姿を見て、
私とこの子も同じだと気づけただけで、今はいい。
けれどそれに気づいてしまったら、苦手なあの子にも同じものが流れていて、そもそも同じことにも気づいてしまうんですよね。
まだ私はそこまで溶けられないのですが…
今日も大事に呼吸を味わおうと思います。
と、結局つまりは今日も風推し。
こちらも風を推す話 笑。