最近また、新月の日に、次の新月までの願い事を書くようにしています。
ひと月たって見返してみると、叶っていることが多いことに気づいた。
以前は願い事なんて叶わないもの、と思い込んでいたけど、願い事を叶えるには少しコツがいることがわかった。
調和のとれた選択と行いを願う。
ヨガの聖典を学んでいると、「変えられること、変えられないこと」の見極めがとても大事だと教わります。
つまり、自分の考え方や行動は選択でき、変えることもできるけれど、人の考え方や行動は変えることはかなり難しい。無駄なエネルギーだと気づいた方が早い。
案外私たちは、自分の幸せのために人の行動や考えを変えようと願うことが多かったりする。ですが、誰もが人に変えられたいとは思っていません。何か事情があって変えられないのかもしれない。
その代わりに「どうか私が〇〇との調和のある行動を選べますように」「どうか私が〇〇に理解と思いやりをもてますように」と祈る。
そしてよくあるのが、「私が〇〇に合格しますように」という類の願い。
これも少し加えると、「私が〇〇に合格するよう、最大限努力できますように」
努力する行いができるように祈る。
「家族が〇〇に合格しますように」だったら、「家族が〇〇に合格できるよう、私が調和したサポートができますように」と祈る。
自分自身に宣言する、サンカルパ
自分が調和の取れた選択と行いができること、それを願う、願うというか、宣言ですね。
全ての行為の前には、必ず思考があり、
物事を始める前に「〇〇する」と言葉に表して自分自身に宣言することをサンカルパと言います。
私の新月の願い事は、サンカルパのひとつ。
行動の前に、思考を整えるため、言葉を使う。
結果を手放す。
それからもう一つ。願いはするし、祈りもするけど、結果を手放すというのもひとつ。
どういう形で実現するのかは、イーシュワラの采配。
祈りの言葉、願う言葉。
ヨガでは、言葉は無知を落とす道具。
思考も言葉を大切にして、その道具をうまく使っていくこと。
全体があるがままに見えるようになるにつれ、祈りも成長すると言われる。
新月の願い事はそんな言葉を使う練習にもなると感じています。ノートに書いたらOKスタンプも押しておくと、なんとなく、さらにその願望が承認された気分にもなる。笑
そんな練習を月に一度楽しんでいます。