「浪費が直らない」というメッセージをいただきました。
ついつい要らないものを買ってしまう、家に帰ってから後悔する、そんなことは私もしょっちゅうありました。
カウダケマンゾクという妖怪に取り憑かれていた時もあります。
今は浪費して後悔することは、前ほどにはなくなりましたが、浪費が癖になっていた頃の私はいつも「足りない」という思いでいっぱいだったような気がします。
「あれも足りない、これも足りない」
それで、あれこれ買ってみたり、やってみたりするものの最初はすこし満足するけど、またすぐに別のものが欲しくなり満たされない。
本当に欲しいものは何?
私が本当に欲しかったのは、服でも鞄でも宝石でもなくって、「自分が自分にOKでいる(リラックスして楽しんでいる)」という姿勢だったんですね。
これに気づかなければ、おそらく永遠に続きます。
「満たされてる」という感覚に近づくために、「あるもの」に目を向けてみる、というのもひとつの方法かもしれません。余裕があればそれに感謝をしてみればもっと良いのかも。
私も「足りない」思いから不安になる時もあります。
そんな時は、すこしの意思を使って「あるもの」に目を向けてみる。やってみると楽しくなってきたり、落ち着いてリラックスもしてきます。
いつまでも「足りない」意識で暮らすのか、少しでも「満たされている」「ある」に気づくのか。
どちらかを選ぶのもひとつの力。人間は選択ができる生き物。
これはある意味、筋トレのようなトレーニングでもあるかもしれませんね。
瞑想やヨガのポーズにも練習が必要なのと同じです。
やるかやらないかも、自由意思。
そして、「足りない」意識からではなくって、「ある」に気づいた上で自分の好きなもの(インテリア、服、化粧品、食べ物…などなど)を楽しむ、ということは浪費ではなくて、とても楽しくて素敵なことなんだとも思います。