「あれが欲しい」「流行のあれを買わなきゃ!」自分へのご褒美と称して、がんばってお給料をためたり、ボーナスを貢ぎこんだりして買ったもの。
買ったはいいけど、買ったあとに結局全然使わずにホコリをかぶっている、クローゼットにしまわれている。
そんなものはありませんか?
妖怪カウダケマンゾク
私がそうでした。新しい服やカバンに靴、アクセサリー。ファッションが好きだったので、そうやって買ったものをたくさん持っていました。
あれほど「欲しい」と思ってがんばって買ったのに、買って最初はちょっと使ってみるものの、その後結局使わなくなって、いつのまにかそのまま放ったらかし。衝動買いはあまりしないのですが、考えて買ったものでも使わなくなっている(笑)
そうやって放っておいた物たちもようやく見つめ直して手放しました。もう何年もたってしまったものばかりなので、買取価格は本当に寂しいものに。もったいない…。
今思うと、自分のことをよく知らないまま、あれこれと流行に流されて買っていたことも事実ですが、「買うこと」に満足してしまっていたのかもしれません。
「妖怪カウダケマンゾク」です。
「その物が手に入った」というところで、私の欲望は満たされてしまい、「使う」というところに行く前にはもうすでに他の新しいものが欲しくなってしまっている。
新しいものが欲しくなってしまえば、もうその今持っているものには魅力を感じなくなってしまうわけです。そして、たくさん持っているはずなのに「ない」「ない」と新しいものを求めていく。
終わりがありませんね。買っても買っても満足しない。なので、最近は買い物をするときは「本当に使う?着る?必要?」ともう一度自分に聞いてから買い物をするように。その時の気分だけでは買い物をしないようになりました。
そして、自分のことをちょっと知るために、ファッションに関しては骨格診断を受けてみたことも役立っています。
カウダケマンゾクとサヨウナラ。
私が妖怪カウダケマンゾクとサヨウナラできたのは、ヨガの力が大きいです。ヨガを始めてからそういうことがだんだんと少なくなっていきました。
なぜか?と考えてみたのですが、おそらくヨガをして身体と心の緊張がほぐれリラックスして、そのままで十分満たされたから。
不思議とヨガのクラスの後はいつも、満たされた気持ちでした。それは買い物をする以上の。もちろん、そうでない日もありますが、それも受け入れていくこともヨガでは学びます。
そう、それまでの私は心身共に心地良くなくてイライラしている状態の時が多かった。
自分が一番いつも着ている「身体」というものが心地よくなかった。そのイライラやストレスが「買い物」という手っ取り早く解消してくれる行為に向かっていたのもあったのでしょう。
そして自分を着飾るものを手にしてみるも「なんか違う」となってしまう。
求めていたのは心身の満足感。
カチンコチンになっている身体と心をほぐしていく。もちろん、そういう方法はヨガだけはありませんが、あれこれ考えずにまずやってみる、というヨガの一つの要素が効果的面でした。
結局また、ヨガ押しな記事になってしまいましたが、本当、身体と心のコチコチは色んな不都合をおこします。
私は、買い物最中にテンションが上がって呼吸がとても浅くなっていることが多かった。それからは、買い物するまえに深呼吸してみると、ちょっと冷静に買い物できるようになりました。
もう一匹の妖怪「ナンデワタシダケ」がやってきた時の話はここ。時々定期的にこいつはやってきます。戦いませんが、様子を観察しています(笑)
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