「秋はなんだか切なくて、呼吸がしずらい、勉強に手がつかない?はぁ、これって恋なのかも…?」
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秋になるとそういう「切ない」と感じる経験が学生の頃よくあった。
今思うとそれは恋のしわざではなく、季節の乾燥と身体のしわざたったのか、と。残念ながら。
肺にはいくつ肺胞があるのか知っていますか?
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3億!
肺に酸素を満たすつもりで深呼吸
その細胞全てに酸素を送るような気持ちで、呼吸したことありますか?
秋は肺の季節、肺は悲・憂の臓器だと東洋医学では考えらえている。
乾燥が入ってくると、肺に影響が及ぶ。肺に気が満ちていないとき、悲しさや憂いを感じやすくなったりする、と。
そして、その肺に含まれるガス交換を行う肺胞。その数およそ3億、それを広げると体の表面積の30倍にもなるんだとか。
私の今している呼吸、3億の肺胞に届いてる…?
そう思うと自然と深い呼吸しようとなる。
イメージだけど3億の肺胞ひとつひとつに酸素を届けるつもりで。
とはいってもなかなか呼吸は深まらない。
そんな時に助けられるのが、手を使うこと。
手を横から広げながらゆっくりと息を吸い、手を下ろしながら息を吐く。これを繰り返し行っていると胸や肩甲骨も連動して動きほぐれてくるので、呼吸がだんだん深まってくるのを感じる。
ヨガの太陽礼拝の動きでも手をあげたり下げたりしながら呼吸をして体をうごかしているうちに、徐々に体が温まってエンジンがかかってくる感じ。
自分自身のガソリンのように、酸素をいきわたらせ、二酸化炭素を吐き出す。
そしてこの腕の部分は肺の経絡が流れていると考えらている。知らずにやっていたけど、よくできてるなぁと思う。
秋は、こんな深呼吸でいかがでしょう。あとは、体の乾燥を潤すためにお水をちびちびとやります。
参考 : 「気」で観る人体
【追記】みんなの暮らしオンラインさんにてコラムを書かせていただきました。
もひとつどうぞ:)