幸せについて。
あぁ、そっか。なんにも条件をつけなければいつでも幸せでいられる。
ある日の夕暮れ。外の夕日も素晴らしかったけど、主人の仕事部屋に差し込む光を見て、ふとそう思いました。
条件付きの幸せ
もっと健康になれば…
もっと美しくなれば…
ふと、自分が何か足りないと感じるとき。幸せに対して条件をつけている自分がいる。そして、その条件は周りと比べてできたものが多い。
今あるものには目も向けず、ないものに目を向けて、アレさえあれば幸せになれるのに。アレを持っていない私はなんて不幸せなんだ、と。
今までの人生の中で、割と長い期間「ない!ない!」に目を向けて生きてきました。そして「ない!ない!」な私はとても不機嫌な生き方だったな、と。
幸せに条件をつけていくのをやめよ、部屋の中に見つけた夕日を見てそう思った、そんな夕暮れでした。
ヨガの八支則、サントーシャ「足知」
自分でよくよく忘れてしまうことなので備忘録ついでに書きます。
サントーシャ(知足)とは、ヨガを練習する中での教え「ニヤマ(勧戒)」のひとつ。八支則についてはこちらもどうぞ。
▼ 【ヨガの八支則】シンプル・ミニマムに暮らすためのヨガのステップ。
サントーシャ(知足)について。
知足によって、無情の喜びが得られる。
“知足(足るを知ること)”の結果として、人は無上の喜びを得る。これでわれわれは、知足と満足の違いを理解しておかねばならない。知足とは、幸福を求めて外界に赴く事なく、ただあるがままであることである。もし何かが来るなら来るがままにさせる、こなければそれも良し。知足とは、好悪のないことである。(インテグラル・ヨーガ パタンジャリのヨーガ・スートラP240より)
「知足」についてはまだまだ奥が深いテーマです。ですが、無い物ねだりをやめた時、自分がすでに持っていたものに気づかされます。
そうやって少しずつ暮らしにヨガが浸透してくるのが、また楽しい。
「ヨガ」にまつわる話。