ふと、実家の掃除をしていて思いました。
「大きい物も小さい物も自分が管理できる分だけを持ちたい」
実家は物がまだまだ多く掃除も大変なのです。
時々、えっ、これもう捨てていいんちゃうん?という物もあるのですが、勝手に捨てるのはタブーなので、聞いてみると、一応取っとくという返事。
そうなると、あぁ、私は持ち物をできるだけ把握して、自分が管理できるものだけを、そして物を死蔵させないようにしよう、と改めて思い出すのです。
ある社長の持ち物の話。
そんな時に、昔バイトしていたお店の社長の言葉を思い出しました。
月に1〜2度は店舗に顔を出す社長でした。社長の奥さんは棚卸しの日におにぎりを作って持ってきてくれました。そんな社長夫婦。割と売り上げも伸びていて店舗も増えてきていた頃、他の地域や大きな複合ビルにテナントに入る話も来ていたそうなのですが、社長は断ったという話。
社長はなぜ断ったかというと、「自分の足で店を回って、見て、そして管理できる分だけ」と決めていたそうです。
お店というと大きな持ち物なので、その分管理も費用もかかります。ですが、ノリにノッている社長だったらどんどん店舗を増やしていたかもしれません。それが、うまくいったかダメになったかはわかりませんが、10年以上たった今もそのお店はまだあります。
会社も少し大きくなり、信頼して任せる人もできたのか、店舗もまた少し増えたようです。でも、大幅に地域を広げているわけではないので、社長の思いは変わらず今も店舗を回っているのかもしれません。
持ち物のルール
私の家の中の話と、社長の会社の話は規模もまた全然違うのですが、私も自分が把握できて、使いこなせて、管理できる分だけを大切に持ちたいな、と思いました。持ち物だけでなくて自分の仕事に対しても。
まだ少し把握できていない、使いこなせていないものもあります。そういうものを「ま、いっか」と放っておかず、向き合っていこうと思います。
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