「今週の体のテーマ」というのを作っている、と以前書きました。
そのテーマ、今週は「息を吐き切る」でした。
夏の暑い空気の中、犬じゃないけど「ハッハッハッ…」とつい浅い呼吸になっている。これじゃあ、しんどいしいけないと思って深呼吸を心がけるのだけれど、吸おうにも暑くてもわっとした空気はたくさん吸えない…。
そう思って、まずは「吐き切ること」を今週のテーマにしていました。吸うことよりも吐くことに重きを置いて、お腹や肺の中もからっぽにしてしまうイメージで。そうやって吐き切ることができれば、自然に吸う息は体に入ってくる。
呼吸浅いな、と気づいたらまずは吐ききってみる。
丁寧な暮らしとは、深呼吸する暮らし。
そしてこの呼吸を通して気づいたこと。私にとっての「丁寧な暮らし」とは、「深呼吸する暮らし」なのだと。
暮らしの中で深呼吸が意識できれば、ひとつひとつの動作も丁寧になってくる、意識も冴えてくるので、いろんなことに気づきやすくなる。その結果の「丁寧な暮らし」である、と。
ミニマリストがブームになったように、シンプルな暮らしや、丁寧な暮らしも一つのブームなのだと、何かで読みました。掃除を丁寧にする、料理を丁寧にする。とても良いことだと思います。とと姉ちゃんが流行っている影響もあってか「暮らし」というもの自体がブームのような気もします。(暮らしがブームってなんだか変な気もするけど 笑)
そんな何かを丁寧にしてみたい、と思ってもなかなかできない、そういう時もあります。そんな時こそまず呼吸を丁寧にしてみる。息を吐ききってみる、体の中に入ってくる空気を味わってみる。
不思議と、呼吸をゆっくりと丁寧にすると、そのあとの行動も少しいつもよりも気を配ることができる。だから私にとっての「丁寧な暮らし」とは呼吸から始まるようなもの。新呼吸そのものです。
どんなに忙しくったって「呼吸する暇さえない」なんてことはないと思います。息を止めると死んじゃうから。「瞑想する暇はない」というのはまだわかります。だったら、呼吸から。5分が無理なら1分でも。1分が無理なら一呼吸でも良い。意識して呼吸する。息を吐ききってから吸ってみる。もちろん、深呼吸は何かをしながらでもできる。
ヨガもブームだと言われたけれど、私にはブームではなかったのと同じように、そこから始まったシンプルライフも多分、ブームではなく、飽きるものではないなと思っています。
丁寧さに欠けるのは、私には呼吸の浅さも関わっていることを思うと、普段から呼吸を深く暮らしていきたい。
そういった意味で、いろんな物事ももう少し丁寧にしていきたいとは思うのです。これからの課題。
「呼吸」にまつわる記事