ヨガで暮らしと心を整える

小さくまとめる、コンパクトにする練習。

「コンパクト」という言葉が好きで、小さくてコンパクトにまとまったものも好き。

多分、その言葉自体が好きだと気付いたのは幼稚園の頃。「ひみつのアッコちゃん」の中にでてくる「テクマクマヤコンコンパクト」

鏡の付いた魔法のコンパクトがもう、幼い頃の私を魅了してやみませんでした。

あのコンパクトの中には、夢のすべてがあったわけです。あれを開けばなんにでもなれる!

もちろんねだって買ってもらいましたし、幼稚園ではキティちゃんのティッシュケースを魔法のコンパクトに見立てて、ゴッゴ遊びもしていましたね。すごい。鮮明に覚えてる。

今も小さなコンパクトケースってやっぱりなんか良いなと思ってしまう。ファンデーションのコンパクトなんかも本当は好きなんですよ。今は使ってないけど。

そんな「コンパクト」という言葉の意味。

「《名》おしろい・べになどを入れる、携帯用の鏡つき容器」

という意味もあるのですが、

「小さくまとまったさま」

という意味もあります。最近自分の中でちょっと意識をしているのが「コンパクトにする練習」というもの。

私の実践しているヨガの基本的な練習は、自分のペースでポーズを各自練習していきます。

ポーズの順番や呼吸のカウントなどが決まっているとはいえ、ついつい、クラスの時間が2時間あるとしたら2時間、時間たっぷりまで練習してしまいがちでした。そこで私が陥りがちなのが「このポーズもうちょっと練習したい」という欲。そして、集中力が切れてしまっている、ということ。

それを、今はできるだけ決まった呼吸の数を守り、決めた時間内に終わるように練習しています。

というのも、スタジオに通っている曜日の後に予定が入ることが多くなり、「何時までにスタジオを出る」と決めた練習をするようにったのがきっかけなのですが。

言われてみれば、そもそも昔スタジオに通っていた頃は、朝練習してそのあと仕事に行っていたので、時間を守らなければ遅刻してしまいます。なのでわりとコンパクトに練習していたのですが、仕事が変わり、フリーになってからは「贅沢にゆっくり」練習するというスタイルに変わってしまっていました。

コンパクトにまとめた練習をするようになってから気付いたこと。時間たっぷりと練習していた時よりも集中力も上がり、より瞑想的に練習を終えることができたということ。

もちろん、時間たっぷりと丁寧に練習する日も欲しいのだけど、いまは「コンパクトに練習する」ということを味わういい機会。

同じように、今クライミングジムに時々通っていますが、その練習も時間を決めて短期集中。その方が、変に疲れが残らず楽しめていることにも気付きました。

今なんとなくこの「コンパクトにする」というのが心地よくって色んなところで実践中。

サクッと集中する。ブログも同じように時間を決めて、そして文章もなるべくコンパクトに書きたいな、と。

もちろん、普通に勤めて仕事していた頃は、時間や様々な制約の中で仕事するのが当たり前だったのだけど、今わりと色んなことが自由な分、ついのんびりダラダラとしてしまっている。

副交感神経が優位になりすぎていた気もする。

コンパクトにする練習をしだしてから、いろいろと調子いいので、少し続けてみようと思います。

そして、ヨガをすると自分の体もコンパクトにできます。柔軟性が高まって折りたたんだり小さくすることができる。これも何気に色々と便利なこと。笑。