本の数珠つなぎのような感じで、先日の「求めない」を読んでからこちらもまた読みたくなりました。
こちらは読むといっても絵本。ですが、本質的なことは「求めない」と同じことを言っています。
こちらもちょこちょこと私のブログに出してはいましたが、そういえばちゃんと書いたことがなかったなと思ったので、改めてご紹介したいと思います。
おくりものはナンニモナイ
猫のムーチが何でも持っている友達にアールに誕生日プレゼントを探すお話。
何でも持っている友達には「ナンニモナイ」をあげればいいんだ!と思いついたムーチ。
街に出かけ、いろんなお店で「ナンニモナイ」を探します。
ですが、見つからない「ナンニモナイ」
そして探すのをやめて…
そして なんにも さがさないでいたら みつかった
「ナンニモナイ」を見つけたムーチ、さてそれをどうやってプレゼントするのでしょう?その方法もとっても可愛い。最後の二匹のページがとても好き。
欲しいのは「ナンニモナイ」だった
こんなセリフが出てきます。
みたいものは ナンニモナイ!
かいたいものは ナンニモナイ!
私もよく言っていますね。特にちょっと前までは、服をたくさん持っているのに「着たい服はナンニモナイ!」
本当に欲しかったのは「ナンニモナイ」だったんですね。
「ナンニモナイ」は禅問答のような感じもしますが、難しい本を読むよりも素直に伝わってきた本です。
そして猫のおとくいのポーズ。可愛い瞑想の姿勢です。
ムーチのようにただじっとして、探すのをやめてみたら「ナンニモナイ」を見つけられるかも?
今あたらめて瞑想(祈り)の習慣を付けていて「ナンニモナイ」に少し気づくことができた。だからまたこの本も読みたくなって、その意味も前よりもスッと入ってきました。
著者のパトリック・マクドネルさんが描くイラストも個人的に好みで、お気に入りの絵本です。『ハグタイム』もおすすめ。