先日、東林院で行なわれた「沙羅の花を愛でる会」の中でのこと。
こちらの写真は蓮だけど。蓮も綺麗に咲いていたので。
ぼんやりと庭を眺めていると、お坊さんが法話を始めてくれた。
その中で少し、心に残った話。
愉快な人で、冗談を交えながら仏様のお話をしていて、「人が人生で笑う時間は22時間」みたいなお話もされていた。
え、まさかそんだけ?たった1日も笑ってないの?とびっくり。
ところどころに笑いを交えてお話するお坊さんの話を聞きながら「あなたはすぐ無愛想になるから、笑ってなさい」とよく母に言われたことを思い出す。(私がすぐ拗ねてふてくされる癖があって)
過去に母と一緒に訪れた場所に、今も一緒に来ている、と嬉しくなった。こういうことを思い出す瞬間、亡くなった人はいつもそばにいるなと思う。
そして、怒りの沸点は高く、笑いの沸点は低くしたいなぁ…と。
最近、とても怒りの沸点が低い議員のニュースを見たのでなおさらそう思う。すっかり我が家でもあのセリフはネタになってしまっていましたが。
あのお方は、心から本当に笑う時間がどれくらいあるのだろう。
気をつけよう。
うちでは、最近仔猫がたくさん笑かしてくれる。いたずらして怒らせることもしてくれるけど。
この写真も、キッチンの上に上ったらダメ!と叱ったあとにひっくり返ってこの表情だから、笑ってしまう。
猫がそこで寝ているだけで、ふふふっと微笑みが浮かぶのだから幸せだ。
「感情」にまつわる話