とても久々に、とても感じの悪い店員さんに出会ってしまい、とても腹が立ちました。
いちど「感じ悪い」というフィルターがかかってしまうと、もうその人の行動すべてが感じ悪く。「もうあの店にはいかないだろうな」と店をでた後もしばらく嫌な感じが残っていたのです。
クレームを入れようかとも思ってしまったくらい。はぁ。怒るって疲れる。
そのあたりで、ふと気がついたことが。
「あ、巻き込まれてる」と。
それは、嫌な店員さんではなく、自分の怒りの感情に。
昔は本当によくこういうことがありました。今よりもずいぶんと怒りっぽい性質だったのですが…。
多分昔なら、そのままクレームを入れたり、他の人にその愚痴を話したり、だらだらと怒りを引きずっていたと思う。
今は、怒ることがなくなったかといえば、そんなことはなく。イラッとすることも、腹が立つことももちろんあります。先日も、急に電車が事故で運転停止になり、帰れなくなってしまったことにイライラしたり。
こんな話も書いていました。
ただ、今と昔で少し変わったのかもしれないことは、「怒り」という感情に巻きこまれる時間が減ったこと。
「怒り」は自然に起こるけど、その「怒り」に巻き込まれていると気づけるようになった、というのか。
それは、私にとってはヨガの大きな効果のひとつではあるし、それこそがヨガの実践と練習なんだな、と気づくときです。
自分が今、何を考えているのか、どう感じているのかをひたすら観察していくこと。
なぜ、ヨガにそんな効果があるのか。それはマットの上から学べる。毎日毎日同じことを繰り返すなかで。
飽きっぽくて、あまり物事が続かない私が、ヨガだけは続いていて、かれこれ15年以上。
なぜヨガをしているのか、という目的が私の中で最近ようやくしっくりときているような。
なぜヨガに出会ったのか、というのも。
その目的も理由もとてもシンプルでした。
あぁ、出会えてよかったなと本当に思う。そしてこれからもずっと続けていくこと。
嫌な人に出会ったけど、「そういうことを思い出させてもらえたのか」と思えたその時に、嫌な人は消えていました。
365日ヨガする人でありたいです。
こちらのお話もどうぞ。