物が何もない部屋では音がよく響く。引っ越しの際に、荷物を全部出してしまった後の部屋でそれをよく感じた。
カーテンなどが音を吸収するのだとか。
同じ原理で、クラシックなどのコンサートホールでは、クロークが用意されていて上着をそこに預けるらしい。
衣服も音を吸収してしまうから。
演奏の音が少しでもよく響くように、できるだけホールの中では上着などを脱いで預けるのがマナーだという。
ブラーマリーの呼吸法
私はヨガのクラスの最初と最後に「ブラーマリーの呼吸」というハミングのように音をだす呼吸法をやることがある。
▼ 鼻歌(ハミング)って実は呼吸法にもなって、健康にいい話【ブラーマリー呼吸法】
先日、クラスが終わった後に、生徒さんからこんな話を聞いた。
「最初のブラーマリーは音が全然体に響かなかったのに、最後はちゃんと響くのを感じた。不思議ですね!」と。
もしかすると、体も同じ。
呼吸法をして、ヨガのポーズををして体を動かして、筋肉だったり、骨だったり、心だったり、思考だったり、いろんなものをヨガの中で「整えていく」。
その結果、溜まっていた疲れやストレスなど、いらないものが「抜ける」。実際に汗や吐息でのデトックスもある。
体に少しスペースができた分、よく音が響くようになったのかも。
私が感じるのは、背骨が整うと、音の響きが変わる。背筋、首筋がのびていると、音も全身を抜けていくような心地よさがある。
楽器も手入れをしないと音がでなくなってくる。道具も放っておくと、サビがついたりする。
体も同じ。少し大切に、丁寧に扱ってみると、感じる変化がある。
というわけで、ここ最近、部屋で「ん゛ーーーー」と音を出しているのは私です。
猫が最初イカ耳になってちょっとびっくりしてましたね。笑。
そして、これはやっぱり一人でやるより、クラスでたくさんの人とやる方が調和を感じて気持ちいい呼吸法。
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