私の中には、東北、岩手花巻の血も少しは流れているわけで、そのことを忘れないでくれ、と祖父に言われたことがあります。
花巻は宮沢賢治の故郷。そんな事もあって、幼い頃から宮沢賢治記念館には何回も行ったし、「銀河鉄道の夜」「注文の多い料理店」「よだかの星」など好きで童話もよく親しみました。
そういえば、雨ニモマケズの詩を書いたのれんが、祖父の家に飾ってあったなということを不意に思い出して、詩集を引っ張り出しました。
久々に本を開いていて、「雨ニモマケズ」をよんで。(宮沢賢治詩集より)
この詩は祈りと瞑想のうただなぁと。
この部分。
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
これはまさに祈りの行為の時の状態。
静かに手を合わせている時、誰かに褒められる事もありません。かといって、誰かの迷惑になっているわけでもありません。
ただ、そういう行為を淡々と続ける。
続けていくうちに、自分の中の祈りが深まってくる。
ほめられもせずくにもされず
そういうものにわたしもなりたい。
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル
この状態もとても瞑想が深まったyogiですね。
宮沢賢治もベジタリアンで、熱心な信仰者でもあり、ある意味とてもyogiのような人。
そういえば大学の同じゼミの子で「宮沢賢治と祈り」だったかと思うのですが、そのようなことをテーマにしてる子がいて、今となってはその子の論文読んでみたいです。
そして、最近の私といえば…
最近暑さと湿気にも負け気味なので、そこも乗り越える丈夫な体も持ち合わせていきたいものです。