ヨガを始めて、体の健康や食事にも興味が出るようになりました。
早朝にアシュタンガヨガの練習をするようになってからは特に、食べたものによって体の感覚が大きく変わるということを経験し、食べるものも色々選んだり、ちょっと偏ったりしていた時があります。
ヨガ友の中にはヴィーガンだったりベジタリアンだったり、自然とそういう人も多く、食に関するワークショップを受けに行ったことも多々。
私もオーガニックにこだわったり、お肉を一切食べなくなったり、玄米菜食をやってみたり。調味料や食品添加物を気にしてみたり。
ただ、主人と結婚してからは、そこまで厳密に選んでいるわけではなく、基本的にはまた何でも食べれるようになりましたし、普通の食事だと思います。
調味料に厳密にこだわるわけでもなく(できるだけ素材がシンプルなものがいい、というくらい)、ちょっと気をつけていることは「水分」「野菜を食べる」「よく噛んで味わって楽しく食べる」
それでもたまに、また玄米菜食をやってみたくなったり、オーガニックのものにこだわりたくなる時もある。それもまた心身の自然な声として受け取っている。
そして、その声と同じように、時々やってくるもう一つの声があります。
ジャンクフード大好きだった自分。
「あんた、高校の放課後、マクドで友達とポテトやナゲット食べながら喋るん好きやったやん、バイトの休憩中はいっつもインスタント焼きそば食べてたやん。食べたくなってきたやろ」
バイト先のロッカーにはカップ麺がたくさんストックされてました。特に好きだったのはUFO焼きそば。
そう、今でこそ黒豆炊いたりしていますが、ジャンクフードと言われるファーストフードが大好きだったことをここに告白致します。
ヨガを始めて、それらのものを食べなくなってからたまーに食べると、あまり調子よくなかったりで、それからは、ほとんど食べなくなったのですが、それでもその声はたまにやってきます。
(食に関するワークショップに出るとそんなものは食べるべきでない、と強く言われたり、結構グロテスクな写真を見せられたりして、そういうの見ると自然と食べたくなくなってしまったというのもあると思う)
その声も放っておくと、こじらせてしまうので、最近はそれでも食べたいと思ったら直感に従って食べてみます。
久々にその声がやってきたので、インスタントのカップ麺食べました。私が今一人でご飯作るのが面倒くさくなっているというのもありますね。
もちろん、毎日食べるものではないけれど、「たまに食べると美味しいよね」と思ったり「やっぱりやめときゃよかった…」と思ったり、反応もその時で様々なんです。
そういうものを食べる時も、基本的には「よく噛むこと」に気をつけて、可能なら野菜も一緒に。あとは、楽しんで、カップ麺に集中して食べる(笑)
食べ物とヨガ。
「こだわりをなくしていくこと」ヨガの練習の一つはここにもあります。そう思って練習してるのに、ヨガを始めてからの方が、素材にこだわったり、こうじゃなきゃダメ、とこだわりが強くなってしまっているおかしな部分もまだあるのですが(だからまだまだずっと練習中)、心身の声を聞きながら、本当に今自分が求めているものに気づいていくこと。その過程だと思ってます。
そして、もう一つ私の大きなヨガの練習であり、目標は、何かを悪者にする暮らしをやめること。どこか知らないうちに私の中の意識では「ファーストフード=悪」「インスタント食品=悪」にして毛嫌いしていたんですね。あんなに大好きだったのに。笑。
そして知らない間に、「あんなにファーストフードが好きだった時の自分」まで否定して悪にしてしまっていました。ヨガを教えるようになってからは特になんとなく隠したい過去に。上の声は、封印された私の声ですね(笑)
バイト中「食費浮かせて服買う!」と思って100円ちょっとのカップ麺を食べたり、女子高時代、友達とポテトとジュースだけで何時間もマクドに居座ったり。今は、そんなことしないし、服を買うためにカップ麺を食べるような生活もしたくないけど、その時の自分をけなすことはやめにしました。
今の自分があるのは、確かにその時の自分があるからなのに。
それに気づいてちょっと楽になりました。断捨離やシンプルライフに目覚める人は「過去の自分を捨てたい」と思う方も多いのではないでしょうか。でもそれって、捨てられるものではないな、と。
私にとっての自然でシンプルなこと。
時々友人などにも勘違いされるのですが、私にとっての「自然」で「シンプルライフ」は何もオーガニックなどにこだわったナチュラルなライフスタイルではないと、ここに改めておきます。
うまく言葉にするのが難しいですが「今の自分に気がついて暮らすこと、生きること」が私の目標とする「自然」で「シンプル」な「ライフ(暮らし)」
なのでここで言いたいことは「ジャンクフードがいい、悪い」という話ではなく、ジャンクフードを辞めようと思った話でもないです。タイトルややこしかったですね、ごめんなさい。
今日は、カップ麺食べてみて、良かったです。心の声に従ってみて正解でした。そして、何を食べるのかを選べる環境にも、もう一度感謝です。
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