ヨガで暮らしと心を整える

2歳児に学ぶ食事の流儀。

2歳の子は、食べてる途中にあれこれ話しかけたら、結構な頻度で怒ります。笑。

「美味しいねぇ」と話しかけただけで、スプーン投げ出すくらい怒る時もあるので、こちらも随分困ることもあるのですが、

おそらく、この子は今「食べること」をめちゃくちゃに味わっている。

味と匂いと舌の食感と。五感をフルに使って集中して味わってる中、

「美味しいねぇ」とか「かみかみしてね〜」とか横から無神経に言われて集中途切れたら、

そりゃ「うっせぇわ!邪魔すんな!」となるわな、と。

あぁ。子よごめん。絵本に引き続き、また邪魔しちゃってました。

「食事は和気藹々とおしゃべりしながら楽しく」

という概念がなんとなくあったけど、黙って五感に集中して食べる時があってもいい。

なので、子がそういうタイミングの時は私も横で黙って黙々と、味わって食べてます。

子がお話したそうな時は話します。

今シーズンハマってたドラマ「珈琲いかがでしょう

ヤクザの下っ端で心を亡くし日々暴力に明け暮れていた若者が、美味しい珈琲とそれを淹れてくれた爺さんに出会ったことで、「味わう」という心と暮らしをとり取り戻していく様が面白く。

その中での爺さんのセリフ。(第5話が私の神回)

心に余裕がないと味を感じられない
美味しいと感じたから
1ミリでいいから幸せかどうか考えてみろ

珈琲いかがでしょう

味わうことが幸せ?その意味が全くわからなかったヤクザの若者。
毎日食べるものを、ひとつづつ味わうことから始めていきます。チンピラの青山が味わって食べてるシーン、まさに、子供と同じような食べ方だった。

2歳の子はそれをすでに知ってるんだな、と。
子は今ここの瞬間瞬間をただ味わって、幸せ感じてるんだよなぁ。

というか、元々はみんな知ってることなのに、忘れてしまってるんですよね。

毎日毎日、教えられてるのは本当こちら側でしたね。

久々に作ったホットケーキ。あ、思ったほど膨らまなかったな、あーでも懐かしい味だな、と味わって食べました。

関連記事:絵本で培われた集中力と減ってきた癇癪泣きと。