私は時々街中で、ヨガの先生にばったりと出会う。
それは「先生こんにちは〜!」と声をかけるような、今直接アーサナや聖典を学んでいる先生の姿ではないのですが。
こちらは「横向きになって猫が伸びるポーズ」を教えてくれている猫先生。
突然現れるヨガの先生
先日その先生は、駅の売店のおばさんとなって私の前に現れました。その時買ったものは、水と小腹を満たすためのパンを一つ。
数百円の買い物です。
そのおばさんは最初から最後までずっとにこやかな笑顔でした。
とくに何か言葉をかけてもらったというわけでもないし、パンをもひとつサービスしてくれた、とかでもない。
ただ、とにかくそのおばさんはそれがとても自然で感じが良くて、私はそこで買い物したことを嬉しく思ったし、その数百円の買い物で、大きな満足感を得ました。
そしてこうやってブログにも書こうと思ったくらいなので、その満足感はしばらくずっと続いているのです。
そのおばさんは、自分の与えられた今すべき仕事を受け入れて全うしている姿で、ヨガそのもの。
そうやって仕事をするおばさんは、とても輝いていて素敵でした。
そして、そこで買ったパンと水がおばさんの手作りだったらいいのになぁ、なんて感じたけど、いつもよりも美味しく感じたのは言うまでもなく。
たったの数百円で、ヨガのワークショップを受けたような。そんな学びを与えてくれた先生。
「お掃除することがヨガやわ〜」と教えてくれたおばちゃんしかり。
あらゆるところに、ふいに先生は現れるから油断もすきもありゃしない、のです。
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