ヨガで暮らしと心を整える

四季の流れと心と体。春はチャレンジの時。

先日、スタジオでの練習の中で、長年封印していたポーズが出来ました。

苦手で怖いポーズは他にもいっぱいあります。

怖い、という気持ち。もう2年以上もやってないしできないだろう、先生に補助してもらわないと無理、できなくてもいいや、という諦め。

そんな気持ちで避けていたけど、やってみると、できた。

行って帰ってくるようなポーズで、私はまだ行きの切符しかないし、味わうまでもなく急行のように急いで「いってきまーす!」で終わっちゃうのですが、それでも、呼吸が背筋にぶわーっと流れる感じがしてとても気持ち良かった。

完成なんていうものでは全くないですが、「ひとりでも行ってきます!」と思えたこと、なんとなくでもできたことが嬉しくて。

そんな嬉しい日の帰りに花屋さんで自分へのご褒美に買ったアネモネ。さらに気持ちを嬉しくしてくれます。たった300円のご褒美なのだけど、花が暮らしにあるとやっぱり嬉しい。

アネモネ 花 リューズガラス 花瓶

見て見ぬ振りしてる、怖いこと。

知らないふりして抱えてる「怖いこと」いっぱいあるなぁと思う。

でも、春がやってきたのです。体も心もよく動くようになってきた。心も、っていうのは感情がとても溢れてくることが増えた、という感じ。悲しい、嬉しい、怖い、などが湧いてくる。

だから、心の奥のほうにある「怖いこと」も「ここにこんなんありますよー」と顔をだしてきた。しかもその怖いことは絶対人には言えないことだとも思っていた。

ちょうど今は二十四節気の中で「啓蟄」のころ。冬ごもりしていた虫たちが、目覚めだすころ。ほんとう、自然の流れって、うまくできているのだなあと感じます。

そういう怖さを心の中に持っていたんだということも、見て見ぬふりをしていたから、それを知れただけでもちょっと大丈夫だという気持ちもしてくる。うん、大丈夫なんだろうな、きっと。

「行ってきます!」と挑戦してみる。やってみること。やってみないとなんにもわからない。

ただマットの上にたって、伸びたり縮んだりを繰り返しているヨガがますます楽しく面白い今日この頃です。

寒がりなので、年中あったかいハワイに心から憧れるけど、こうやって四季を体でも心でも感じながら暮らすことが、私のおおきなヨガの流れにもなっています。