都会から、海や山や自然が広がる地域へと移住した友人夫婦がいます。その友人が帰省していたこともあり、久々に会ってきました。
お花はその彼女がプレゼントしてくれたもの。かわいい!ありがとう。
なぜ移住したの?
彼女たち夫婦は、自分たちで小さくお店をすることが夢でした。それも、自分たちが住んだことない土地で。最初、なかなか勇気ある行動だと周りの友人たちは皆思いました。
普通は、知っている土地の方がやりやすいんじゃないの?と思うのですが、彼女たちは夫婦共々、ずっと自分たちが知らない土地に住んでみたいという思いがあったそうです。
何年もかけて、沖縄や高知なども視野に入れて住む土地を探していました。そして、ようやく自分たちが本当に住みたいと思う場所を見つけたそうです。
そして、夢だったお店をオープンさせました。
実際に住んでみてどうなの?
彼女たち夫婦には、その土地の空気や環境はとても合っているようでした。実際に夫婦仲も元々良かったですが、さらに良くなったように感じます。
生活コスト、特に、交際費や被服費、娯楽費に関してはものすごく減ったと。食費に関しても安くて新鮮で美味しいものが手に入るそう。
久々にこちらに帰ってきて、街中でお茶したのですが、「こういうところで色々見ると欲しくなる 笑」と話していました。
今住んでいる家の前が浜辺だそうなのですが、海や夕日見ているだけで満足することも増えたんだとか。自然が多くそれだけで十分楽しめるというのは、もちろんメリットとしてありますが、台風が予想以上に怖かったというデメリットも実際にあったそうです。
ちなみに彼女はミニマリストではないですし、ミニマリストの言葉も知らなかったですが、そういう話もしていると、実際彼女が今住んでいるところは、東京など都会から移住してきた人も多く、身軽なミニマリスト的な人も多そうでした。
そして、気になるのは、田舎に移住すると地域のコミュニティとかに縛られたり大変なんじゃないの?ってこと。聞いてみると、彼女たちが住む地域は、移住者も多くて優しく、そこまで密なコミュニティではなく、それが良かったとも話しています。
そういう場所を選ぶというのも、大切だな、と。
移住してみて良かったこと。
またどこか住んでみたいところが見つかれば、移動する可能性もある、と。移住してみて良かったことは、「自分たちにいろんな選択肢があるとわかったこと」だと話していました。
今までは会社で働くのが当たり前だと思っていたことを、自分たちのお店をオープンさせて自営業で働くという選択肢。
その他、結婚や子どもに関することなども、普通に「当たり前」だと思っていた固定観念に捉われなくなったのは、とても楽になったと話してくれました。
移住してそういう思い込みを捨てることができたんですね。
どこへ行っても楽しむ力。
最初は色々と大変なこともあったそうですが、今はとても元気そうで、楽しそうで、好きなことをやっている彼女はとても美しく、私も励まされました。
彼女がものすごく持っているなと思うのは「どこへ行っても楽しむ力」
それまでの大変なことも、楽しんで乗り越えてきたように見えます。
実際にやってみて、「こういう生き方もできる」と気付いた人の生き方は強いと思うし、きっとまたどこか別のところへ移動しても、彼女たち夫婦は大丈夫だろうな、と。
先日、ムヒカ氏が来日していた時のインタビューをテレビで見ました。その中で「やっていることを心から楽しんでいることが、幸せな状態」というようなことを言っていて、ああ、彼女はまさしくそれに当てはまるな、と感じました。
以前の彼女よりも、落ち着いていて、考え方も感性も豊かになっていたように思います。元々素敵な子でしたが、移住してさらに魅力が増していました。彼女の周りに人が集まるのも本当によく分かる。お店も始めたばかりだけど好調だそう。
私の母がなくなった時期と、彼女たちのお店がオープンする時期が近かったこともあって、まだ移住先には遊びに行っていないのですが、今年は絶対行きたい場所の一つ。
海が綺麗なとこらしいので、夏に行って見たいな。
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