年末年始は数年ぶりの寒波がやってきた日本。本格的に寒くなってきました。
寒いと、なかなか動くのもおっくうになりますが、そう言って動かないでいると冷えるばかりか、ますます血流も悪くなり悪循環が続きます。さらにリモートワークでおうちで過ごす方も多いこの頃。通勤がない分、運動不足にもなりがちです。
身体を温めるのには動くことが一番!
身体を動かすことによって、血流が良くなり、身体もポカポカと温まります。今日は日々ヨガの練習をやっていて、これは身体が温まる! と実感しているものをふたつご紹介いたします。できるだけ、ヨガマットがなくてもできるものを、さらに簡単なバリエーションで選んでみました。
1 おなかが温まり、やる気もわいてくる!「舟のポーズ」
まずひとつは舟のポーズ。おなかの大きな筋肉を効率よく働かせることによって、おなかの中に火をつけたように温まってくるポーズ。それだけでなく、エネルギーとやる気もわいてくるポーズ。
やり方
- 体育座りで座ります。
- 両手を膝の後ろにかけます。
- 背筋を気持ちよく伸ばし、重心をもたれかかるようにお尻の方へ移動させます。ここで少し腹筋に力が入るのを感じます
- ゆっくりつま先を床から浮かせ、床と並行になるところでキープ。(半分の舟のポーズ)
余裕がある方は膝を伸ばします。そのまま5呼吸。
さらに余裕があれば、組んだ手を離して前にのばします。5呼吸。(舟のポーズ)
ゆっくりと足を床に戻し、手を後ろにつけて足を伸ばしリラックス。
ポイント
- 最初はきついこともあるので、4(半分の船のポーズ)まででOK
- ポイントは背中が丸くならないように。お尻の穴を閉じておきましょう。
- 海に浮かぶ舟のように、ゆらゆらと、身体のバランスも楽しんでみましょう。
- 腰を強くしていくポーズでもありますが、腰に痛みがある方は控えておきましょう。
2 下半身の血行が良くなる!「橋のポーズ」
このポーズは大腿(だいたい)四頭筋(太もも)と大臀筋(お尻)をしっかり使います。さらに膝を閉じることで太ももの内転筋を働かせ血流をよくするバリエーションです。
やり方
- あおむけになり、膝を閉じて立てます。腰と床の間に隙間ができないように。
- 手は下に伸ばし、手のひらが床を向くようにおきます。
- 息を吸いながらゆっくりとお尻を床から持ち上げ、腰、背中と順に持ち上げていきます。太ももが伸びて気持ちいいと感じるところくらいまで。(足を閉じているのがキツければ腰幅くらいに足を開きます)深呼吸を5回します。
- 吐きながらゆっくり背中、腰、お尻と順番に床に戻し、手足を解放してリラックスを味わいます。
ポイント
- 足の裏はしっかり床に押しつけること。腰を持ち上げる意識ではなく、太腿(ふともも)を前に伸ばす意識で。
- 腰に痛みのある方は控えておきましょう。
- 深呼吸も忘れずに
ヨガのポーズはどれも、食後は避けます。無理せずに、深呼吸も忘れずに。ヨガマットがなくても、カーペットなどの上でもできるので、寒いなあと感じたときはぜひやってみてくださいね。
「寒かったら動きー!」昔母によく言われた言葉です。身体をしっかり使って掃除をすることもいいですね。
まだまだ寒い日が続きますが、あったまっていきましょう~!
※こちらは「みんなの暮らし日記オンライン」さんにて書かせていただいたコラムです。