先日公園でみかけたお花。
梅みたいにみえるけど全部下を向いている。
遠くから見ると、あれ?萎れてるのかな?
こないだの大雨に打たれてダメになっちゃったのかな?
と思ってしまったのですが、
近づいてみて納得。
これはこういう咲き方をする花なんですね。
鈴なりにたくさんのピンクの花。
寒緋桜(カンヒザクラ)というそうです。初めて知りました。
ぱぁ〜っと大きく花びらを開く桜ももちろん美しいけれど、こんなふうにちょっと恥ずかしそうにうつむきかげんに咲く桜もまた可愛らしい。
この桜はこれで完璧な姿。
この桜に向かって、上を向け!もっと花を開け!
なんていうことはナンセンスというか、おかしなことですよね。
なんですけど、案外人間同士ではこういうことをやってしまったりもする。
自分自身にやってしまってることすらある。
それぞれ、そのまんまでの美しさがある。
すべてすべて、大きな采配の中での完璧な姿がある。
これもまた、ラクシュミー(美の神さま)のひとつのあらわれ。
そんなことをこの花を見て思いました。
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