私は痛さに弱い。
猫がどれだけ可愛くても、引っ掻かれたり噛まれたら痛い。お腹の痛みにも弱い。
だから、出産は正直怖くて仕方なかった部分もあります。
(私を引っ掻いて、その後しれっとしている猫)
先日は口の中に口内炎ができて、なんもまぁ痛い。
食べると痛い、笑うと痛い。何か考えごとをしていても、一気に痛さで現実に引き戻される。
そして、憂鬱になる。
そうなんですね。
痛いって感じるその瞬間は、めちゃくちゃ今のこの瞬間に戻されます。
私がいつも居たくてしかたなくて、なのに忘れてしまうその場所。
それを痛さは痛烈に思い出させてくれる。
多分、私が忘れすぎるから、時々こうやって痛みとしてやってくるのかも。
痛みもひとつの感覚でしかない。
そこに「痛いのは嫌だ」とくっつけちゃうから辛くもなるのだけど。
痛みを痛みとして味わう、なんて書くとなんともマゾっぽいですが、適切に処置はしつつ、そこに過剰反応しないよう。
そして、痛みとして「今」を思い出すのではなくて、いつもちゃんと感じていられるよう。
したいものです。