「春は断捨離。やうやう白くなりゆく壁ぎわ、少し明かりて、片付きだちたる部屋の広くたなびきたる。」
あまりにも最近会う人たちから「春だから断捨離した」という話を聞くことが多くって、こんな文章が思い浮かんできた。
春は断捨離に気持ちが向きやすい季節。
進学や就職、転勤など。それに伴う引越しや、片付け作業も多いのだろう。
ものを片付けるだけではなくって、人間関係にいったん区切りをつけた、という話も聞いた。でもそれがネガティブな感じではなくって、とても前向きな感じ。新しくスタートするというような。
春はそういう意味でも断捨離に向いている季節なのかもしれない。
冬に溜め込んできたものを、一気に解放してしまいたい、というような。
今年の我が家は引越しとは無縁だし、何か大きく変わるということはないのだけど、少しばかり持ち物の整理を行っています。
「春は断捨離。やうやう白くなりゆく壁ぎわ、少し明かりて、片付きだちたる部屋の広くたなびきたる。」
現代語訳してみましょう。
春は断捨離をするのが良い。
だんだんとスペースが生まれ、モノに埋もれて見えなかった壁が少し白く明るく見えてくる。
片付けがはかどった部屋が、だんだん広がっていく様が良い。
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