「スノーピーク」というアウトドアの会社ということと、「好きなことだけ!」というタイトルにつられて読みました。
商品は使ったことありませんが関東に住んでいたときに、昭島のアウトドアヴィレッジの中にお店が出来て行ってきました。
社員すべてがアウトドアがライフスタイルにあるということ。
“自分のお金を出して、買わない製品は作ってはいけない。逆に言えば、発売したのは自分の欲しい製品だけだ。”
スノーピークで働いている人たちは、この本の著者である社長をはじめ、みなアウトドアが好き。それもただ好きというわけではなく、「アウトドアが好きでたまらない」というもうライフスタイルの一部になっている人たちばかり。そして、スノーピークのヘビーユーザ達ばかりだということ。
だからこそ、自分たちが本当に欲しいものを作る、そのこだわりは徹底しています。
「人生に野遊びを」を提案していくアウトドアブランドだけあって、社長もキャンプしてそのまま出社ということもあるそう。
そういう社長が書いた本だけあって、読んでいてとても軽快でした。もう、日々の暮らしの延長線上にアウトドア、キャンプがあるというような。
そして、こういうキャンプ用品って、物をたくさん持ちたくない&移動が多いミニマリストには向いているのかも。これも小さく一つにまとめられるのが素敵!先日やってきた旅人ミニマリストも持っていました。
好きなことを仕事にする。
私も今小さいながらも好きを仕事にさせてもらっています。でも、それを仕事にしようとしたときに、まわりからは「それで食べていけるのか」「甘い」「好きなことは仕事にするべきでない」など色々と言われました。
そう思う人にはきっとそうなのです。「好きなことでは稼げない」と思っていればその通りだと思います。
▼ 好きなことを仕事にすること、受験も就活も失敗したけれど。
私の場合、大好きだと思うことは、最初からあったわけではなくて色々歩んでいくなかで見つかったようなもの。
だから、今こうして好きなことができる環境やまわりの理解には本当に感謝しています。
そして、この本を読んで、物を買う場合でも、何かを体験する場合でもお金を使う時にはそれを「好き」と思っている人にお金を使いたいな、と。もちろんそれをプロとしてやる以上は「好き」だけではなく、技術やニーズに応えていくことも必要。
でも、前提として好きなことをしている人は楽しそうだし、楽しそうな人といるのはやっぱり心地いい。そういうエネルギーも含めてお金と交換したいなと思いました。
私も仕事を通じてそういうエネルギーだけは十分に保っておきたいと思います。
スノーピークのアパレル旗艦店が、表参道にもオープンしたようですね。東京に行ったらまた寄ってみたいです。