龍谷ミュージアムで行われている「地獄絵ワンダーランド」を観にいってきました。
最近メディアで見た、凄惨な事件のニュースを思い出してしまうかのような、おどろおどろしい地獄の姿を描いたものもあったり、小学生の絵画展?と思うようなレベルのちょっと可愛らしくも思える閻魔様の姿もあったり。
ひとことに地獄と言っても、そこのレベルが8つもあって、一番刑の軽いところでさえ、1兆年以上殺し合いの苦しみが続くとか…。
意外だったのは、天を含めて、六道は迷いの世界ということ。天道でさえ、煩悩から解き放たれておらず、また仏の教えにも出会うことができない。そして死はまた訪れるが、その死がわりとひどい姿なんだとか。
そう思うと、人間道は、四苦八苦という迷いはあるけれど、様々なものに出会え、気づくことができる道なんだな、と。
この展覧会の中で語られていた「地獄も天国も表裏一体であなたの心の中にある」という言葉が印象的だった。
最後に、一緒に行った友人からもらった別府温泉のお土産がなんとも良いタイミングで赤鬼の血の池地獄でした。笑。
こちらは地獄というより、良い香りまでしてまるで天国だったけれど。
地獄絵ワンダーランドは 11月12日(日)まで、西本願寺前の龍谷ミュージアムでやっています。
西本願寺の銀杏の見頃がちょうど良いころあいかも?
▶︎ 母校とめぐりあわせと。