ここ数年の定番となっているチューリップの栽培。今年も夫のお母さんと会社からもらってきた球根を土に植えました。
結婚するまで知らなかったのですが富山はチューリップの産地なんですね。そういえば、車で走ってるとチューリップの大きなシンボルが立ってるのがある。
▼ <公式> 2017 となみチューリップフェア – チューリップ四季彩館
庭なんていうたいそうなものはないので、小さなプランターと玄関先に少しだけある植木のスペース。ここに植えただけなのですが、時々土に触るとなんというか、安心する。
前の東京でのアパート暮らしのときもプランターを2つ用意していました。山や自然の中に行けなくてもこの2つのプランターが小さく自然を感じさせてくれていたのですね。
さて、このチューリップの球根を見ていてふと思ったこと。
例えば私が、土に植えずに球根をそのままにしておいたら、それはずっとこのままなんですよね。芽を出すことも花をさかすこともない。ずっと茶色い小さな玉ねぎのような姿のまま。
それが、ちょっと土に植えて、たまに水をやるだけで、こんな姿になるのだから。
なまけものな私でもなんとか育てられるのだから、土ってすごい。静かなその中に何があるのそこに、と思わずにいられない。
で、なぜか同じように植えたのに芽をださない、育たないものもあるのだから、やっぱり土が大事なのだな、と。
「何事も土台が大事」って言葉も土って書くからやっぱりそうなんでしょうね。
土台になる土。
人間にも土台、土になる部分があるわけで。前に書いたヨガの「ムーラバンダ」のお話。
▼ 体の安定は心の余裕につながる。気の流れとムーラバンダの効果
これは、まさしく人間の心身の土台になってくる大事なところ。
ああ、そうか。ほんとにそうだ。
球根を植えるために土をほぐして柔らかく耕しているときに、妙に納得してしまった。
ムーラバンダが大事と言われる理由。
土って固いイメージがあるけれど、植物が育つ土は決して硬くてはいけない。ふわふわとしている。そして、土のなかってあたたかい。
そういうことなんですよね。土、大事にしようって思った。
暮らすこととヨガすることが、こんな風に繋がっていく。それが私にとってはやっぱり一番面白いこと。だからヨガはずっとやめられなくって。
そして、ずっと土ってみてたら、ゲシュタルト崩壊起こしてきました…。もはや土がなんなのかわからない。
なにはともあれ、チューリップが可愛く咲きますように。