例えば、今ある一つの収納棚がいっぱいになって、ものがたまる状態が続くようになってしまったら。
さて、どうしよう。
そうだ!新しい収納棚をもう一個買おう。そうだそうだ、それがいい。
・・・。
また床の面積が一つ棚で埋まって、家は少し狭くなる。そうやって増えた棚はいづれまたいっぱいになって、「あれ、おかしいな、入りきらないな。どうしよう。そうだ!新しい棚を買えば良い!」
・・・。
新しい収納棚を買う前に…
また新しい棚が増える。部屋がどんどんどんどん狭くなる。物が増えれば増えるほどホコリもたまる、掃除機をかけるのもあちこち棚を避けてやらなきゃいけないから、大変。
その新しい棚、本当に必要なのかな。新しい棚を買えば、新しいスペースが手に入ったような錯覚。
「おお!またここにたくさんものを詰めることができる!」
それはきっと終わりがない。
例えば、いっぱいになってしまった今ある棚、その棚の中にあるものはすべて必要なもの?一度全部出してみて、いるもの・いらないものに整理してみる。要らないものは処分してスペースを作ることはできない?
本当にそれ必要?
今必要?
なぜ必要?
なくても良いんじゃない?
なくてもいいけど捨てるのが面倒で後回しにして放ったらかしてない?
もう一度、よくよくものと向き合ってみてほしい。大事なものが埋もれてしまっていないかどうか。
本当に大事なものがどこにあるか把握できているのかどうか。
自分がいなくなったあと、それを最後に片付けるのは誰なのか。
上の写真の棚は、前に家のサイズに合わせて買ったので、今の家では大きすぎます。物を減らしたので、スペースも余っています。
次に引っ越す機会があれば、もしかしたら手放す棚かもしれない。もう一つ小さなサイズで十分になった。
もちろん、人にとっての心地よさや便利さの感覚は違うから、どれだけ減らすのかということは人それぞれ。減らすことで、不便になってストレスになってしまうことはまた違うと思う。
でも、もっともっと、と増やすことから、ちょっと立ち止まって今あるものを見つめ直す。ないなりに工夫する。そうして少し減らしてみる。
そういう暮らし方へ少しづつ。
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