ヨガで暮らしと心を整える

自分の気持ちに正直に生きてみると。【サティヤ】

「ちょっとご相談したいことがあるんですけど」

以前お世話になっていたスタジオのスタッフ(年下の子)に呼び出されました。それまではスタジオで会えば普通に世間話をするくらい。二人でわざわざ会って話すということはなかったので「な、何!?」と最初びっくり。

初めて二人でお茶をしてお話しました。

どうやら呼び出された理由は、私が最近こういうブログをやっていて文章を書いたりしていることを知って、興味を持ってくれたみたいです。

先日、このスタッフと共通の知人にそういうことを少し話していたんですね。すると、この知人が「そういえばあのスタッフも同じようなことやりたいようだ」と私の話をして繋いでくれた様子。

スタッフの子も今文章を書いたりブログを書いてみたりしたいそう。たった一つのこの共通点があったおかげで、他の色んな話もオープンにすることができました。

そんな彼女と話しながら、ふと気づいた一つのヨガの教えについて今日は書いてみますね。

好きなことに正直になってみること。

私は、書くことは好きなので自分の思うことも文章にすると伝えられたりするのですが、話すということがあまり得意ではなく、うまく伝えられないことが多い。

だから、だいたい口喧嘩は論破されて負けますし、普段そんなに自分の話をたくさんする方ではありません。

でも、最近ちょっと自分の中で変わってきたなと感じるのは、色んな物事を気楽に考えるようになって、さらにこういうブログも始めて、ほんの少しかも知れないけど、自分のことを正直に話せるようになってきた。

そこには、「この人にこの話をしたらこんな風に思われるかも、嫌われるかも」という人の目線を気にしすぎる自分がずっとありましたね。他人の評価ばかり気にしていた自分。色々と自分に嘘をついて守っていました。

これが気にならなくなってきたのは、何が原因なのかは私も今はまだはっきりとはわかりません。

でもヨガを始めて部屋を片付けて、断捨離、シンプルライフに目覚めた。好きだったことを正直にやってみようと思えた。(現実的に無駄なことを減らして、やらなくていいことが増えたので、好きなことをする時間や余裕もできた)

それが、私の場合は、文章を書いたりブログを書くこと。

ヨガはもちろん好きなことで続けていましたが、実はこの自分の気持ちを文章で表すということ。幼い頃から好きだったことなのに、やめてしまっていた。どちらかというと封印していました。(この話はまた)

そこに正直になってみて、ブログを始めてみて。そして、この1年ブログを書くことを続けていると、会って話す時も自分の正直な気持ちを少しづつ伝えられるようになってきた。

大事なことは、自分を偽って人に良く見せようとすることではなく。

ヨガの教えサティヤ=正直になること。

ヨガの八支則の教えの中にもあります。

サティヤ=嘘をつかない、正直に。

“正直であることを徹底して身につければ、行動の結果が確実なものとなる”
−パタンジャリ・ヨガスートラ 第2章第36節

▶︎ 【ヨガの八支則】シンプル・ミニマムに暮らすためのヨガの教え

「正直になろう!」と意識してきたわけではなく、私の場合、ほんとに徐々に徐々に。そういう教えがあると学んで知ってはいたけど、実践できずにいたことが、ようやく繋がってきた気がします。

自分に正直に生きることが少しできるようになってきて、人にも正直になれてきた気がする。そしたらとても楽になった。

ヨガを10年以上やってみてようやく少しだけ気づいたヨガの教えの一つ。ポーズにしても周りと比べるといろいろと遅くできないこといっぱいあるのですが、これが私のペースなんだと思います。体も心も硬すぎて、それだけ時間がかかっています。笑。

でもこれは、まだまだ一つのかけら。

彼女と喋っていて、そういうことに気づきました。

今までは、仕事の時にだけ合う関係だった彼女。自分に正直になったら、その距離が少し縮まって。また美味しいお茶を飲みながらゆっくりと話せそうです。