お盆を迎えました。今年は母の初盆です。
四十九日も終えたので実家に仏壇を用意することになりました。
実家では父が、母が喜びそうな小さな現代仏壇を購入し、いつも一緒にいられるようにとリビングに置くことに。
そして、我が家には仏壇は置きませんが、私の家にも少し母を思うスペースを作ることにしました。
リビングに小さな祭壇を作る
お鈴以外はもともと我が家にあったものですませています。お鈴だけ新たに購入しました。
なんというか、母が亡くなって悲しみの中にいたお葬式の時、あのお鈴の音と、香りとお坊さんのお経。私はこれにとても癒されたのです。
音と香りの効果。これは死者を慰めるというよりかは、残されたものを癒してくれるものだと改めて感じました。
お鈴を鳴らす意味は、宗派によっても色々とあると思うのですが、私は静かに自分自身を癒したくて揃えたというのもあります。
家族と仏壇を購入しに行った時に、音と形で一番シンプルなものを選びました。振って鳴らします。
帰ってから気づいたのですが、これも風鈴と同じく高岡銅器のものでした。
静かに手をあわせる時間。
朝起きた時、寝る時、家に帰ってきた時、出かける時。手を合わせるという習慣が私の中でできました。
母に手を合わせる、というのは実はまだ違和感はあるのですが、心を落ち着けたい時に自然とその前に立っています。
実家にいる時も、お仏壇の前に座っている時間が長くなった気がします。父にとっても私や家族とってもそういう時間がとても大切で必要なんだと。
もちろん今までも「おじいちゃん、おばあちゃんちに遊びにいったらまずはお仏壇にご挨拶」というのは幼い頃からの習慣でもあります。
でも、こんなに真剣に、といったらなんですけど、自分の先祖について考える機会が増えたのも、一番身近な人の死があったからなんだと思います。
お盆を前に。母を色々と思い出してちょっと悲しくもなったり。
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