今でこそ、スキンケアに必要なものはワセリンのみという楽な生活になったのですが、それまでは、結構肌荒れに悩まされていました。特にひどかったのが、「唇の乾燥と荒れ」です。
乾燥が気になりすぎて、リップは手放せない生活。それも合っていたかも分からないまま常用し、リップを忘れると不安になり、絶対コンビニで替えのものを買っていました。
ちょうど十代の後半くらいの頃。受験のストレスもあったのかもしれません。皮膚科も通っていましたが、ちょっと診て薬を出してもらって終わり。根本的な改善にはつながりませんでした。
あまりに良くならないので、一旦お医者さんを変えてみよう、と、知り合いに紹介してもらった皮膚科へ行きました。
その時におばちゃん先生に教えてもらった方法で私は唇の荒れと乾燥から見事に解放されました。今日はその2つのポイントを書いてみます。
やめるべき2つのこと。
おばちゃん先生との問診は、今まで通っていた皮膚科よりもはるかに長く、生活環境やら、食べ物やらいろいろと聞かれました。
でも、特にメモするでもなく、先生は私の顔をじーっと見つめ続けています。そして、私の話が終わって一言。
「まずは唇を舐めるのを辞めなさい」と。
そんな癖があったなんて、先生に指摘されてはじめて気がつきました。先生は私の様子をずっと観察しながらその癖を見抜いたのです。
「そして、もう一つ。今使っているリップを辞めなさい」
先生いわく、この数分でかなり唇を舐めていたとか…。そして、唇は舐めれば舐めるほど唇の油膜をとってしまうので乾燥し、荒れていくとのこと。
乾燥する→舐める→荒れる→乾燥する→舐める→荒れる
と悪循環していたんですね。つまり私の唇の乾燥と荒れの原因は「唇を舐めて、市販のリップに依存しすぎてしまっていたこと」だったのです。
もちろん、薬用リップも乾燥を防ぐために適度に使う分には良いんだと思います。私はもうおかしいくらいに依存してしまっていたので逆効果になっていたんですね。塗るとヒリヒリするのを我慢して塗っていました。
そして、「唇を舐める代わりに」と処方されたのがワセリンでした。
それから、自分の行動を見直すと、結構舐めていましたね。乾燥してきてリップが塗れない状況の時はかなりの頻度で。特に仕事中なんかはずっと舐めていたんだと思います。ひどい…。
そして、先生の言われたように、なめる癖を見直し、市販のリップを辞め、乾燥が気になったらワセリンを使うという生活に変えました。すると私の唇の乾燥と荒れは劇的に改善したのです。
それから10年以上たちましたが、市販のリップを買うことは一切なくなりました。リップ依存症からも解放。
本当のことを教えてくれたお医者さん。
私の場合、唇の乾燥と荒れを治すために必要だったのは「薬」ではなく、一つの癖を見直すことでした。
それをちゃんと教えてくれた先生に本当に感謝です。逆にそれまでずっと通っていた皮膚科ではそんなこと教えてくれなかった。
そりゃ、治ってしまうともう来ないですもんね。根本的に治ってしまったので、もうその皮膚科に行くこともないので、先生の病院に貢献はできないのですが、こういう先生に出会えたことはラッキーでした。
唇の乾燥や荒れに悩む方、唇を舐めてはいませんか?一度自分の何気なくやっている癖を見直すこともオススメです。
追記:現在、唇のケアに使っているワセリンはこちらのサンホワイトシルキーです。伸びがよくて、よりグロス代わりのようにも使えます。
スキンケアにまつわる話:)