ヨガと暮らしのエッセイブログ

『あなたは、誰かの大切な人』原田マハ:孤独を感じた時に読みたい本。

春はよく泣きたくなるから、こういう優しい物語が読みたくなるのかも。

ヲトメノイノリ」に引き続き、こちらもじわじわと心に効く短編集。

あなたは、誰かの大切な人 原田マハ

原田マハさんは自身がキュレーターの仕事をしていたこともあって、美術や芸術に関する話や描写もうまい。小説を読んでいると、絵が浮かぶように感じることもある。

この中では「無用の人」のラストの美しい情景が目に浮かぶようでとても好きだった。

この1冊は全ての話の主人公が、そういえば、年を重ねた独身女性。美術や建築関係の仕事をしている女性だったり、フリーランスの広告ディレクターの女性だったり、作家だったり美容師だったり。

「結婚」「子育て」とはまた違った生き方を選んだ女性たち。その中で親の死があったり、自身の病があったり。

キーワードだけを並べてみると、一見孤独のように見えるけれど、決してそうではない物語6編。

「あなたは、誰かの大切な人」というタイトルにもある言葉どおり、誰にでもそういう人がいるんだと。

また読みたくなるかもしれないな、桜の咲く時期に。

 

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