ヨガと暮らしのエッセイブログ

『森へ行きましょう』川上弘美:いるかもしれないもう一人の私。

森に迷い込んでしまうように、パラレルワールドに迷い込んでしまった。

あの時、こうしていれば良かった。あの時、あんなことを言わなければ良かった。

そんなことを思うのは、誰しもあると思う。

自分が選択しなかったもう一つの道が、その瞬間に新たな世界となって平行線に続いているとしたら…。

選択の瞬間に別の自分が生まれ、そちらの道で生活しているとしたら…。

もしかしたら、数え切れないくらいのパラレルワールドが存在しているのだとしたら…。

森へ行きましょう 川上弘美

そんな奇妙な世界を描いた小説を読んだ。

私が行ってきた様々な選択の結果、こうやってブログを書いている私が今ここにいるけれど、もしかしたら「あの時こうしていれば」と思われている側の世界だったりして。

あちら側の別の選択をした私は今頃どう暮らしているのか?と想像してみる。

いろんな想像が駆け巡ってちょっと楽しいけど、確かにあるのは、今ここにいる自分だけ。

とても分厚い本だけど、楽しめた。このカバーを外した装丁もとても素敵だなーと思ったら、挿絵・挿画・題字はミナ ペルホネンの皆川明さんでした。

 「本」にまつわる話