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2017-06-30

【妙心寺・東林院】沙羅の花を愛でる会、無常の美学。

平家物語の冒頭部分にも出てくる、沙羅双樹の花。中学か高校生の時暗記した人も多いのでは。

祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。

ふと何気に思い出し、

確か、この時期だったはず、と昔のブログ(このブログではなくて)を遡るとやっぱり6月。

こういう時に自分の記録としてブログは役立つな、と思いつつ。

沙羅双樹 妙心寺

沙羅の花を愛でる会

何を思い出したかというと、妙心寺の中の東林院で行なわれている「沙羅の花を愛でる会」。実はこの会に行くのは2回目。初めて行ったのは、もう7年も前。

▶︎ 京都観光Navi:東林院・沙羅の花を愛でる会

当時土日の休みがなかなかなく、平日が休みだった私は、こうやって母とよく京都巡りをしていた。

その時に、母に誘われて出かけたのだと思う。今回は思い出したのがもうすでに6月末に近い頃。この会は6月15〜30日まで。

これは思い出したタイミングがゴーサインだと受け取り、早速晴れの日を見計らって行ってきた。

散りゆく沙羅が教える無常の美

沙羅双樹はお釈迦様が入滅された時に、咲いた花として仏教とつながりの深い名木。朝に咲いて、夕方には散りゆく、とても儚い花。

(実際にお釈迦様の入滅の時に咲いていた沙羅双樹と、この沙羅の花はまた違う種類らしく、日本ではなかなか育たないそう)

咲いているのはたった1日だけど、落ちた後もこうやって愛でるというのが日本人らしい。その後は土に還っていく。

「無常」を教えてくれる花。

この東林院のお庭は、普段は非公開でこの時期にしか公開されていないらしい。そのお庭を眺めながら、お抹茶とお菓子をいただきます。

この庭を眺めている時間も、お抹茶をいただいている時間も無常。

禅のテーマパーク、妙心寺

この日は行かなかったけれど、法堂の「雲龍図」や退蔵院の「陰陽の庭」も見所がありおすすめです。

さすが日本最大の禅寺。禅のテーマパークみたいで全てゆっくり回るのには1日かかりそう。

そして、帰りに寄ったカフェで食べた丼。これが最初のひとくちがとても美味しくて。美味しい美味しいと思いながら食べるも、量が多く、だんだん最初の「美味しい」感動が薄れていく。
最後の方は、もうお腹いっぱいだから、味わうなんて余裕もなく。
どんな美味しいものでも、ずっとずっと食べ続けていると、一番最初に感じた「美味しい」はなくなっていく。
ああ、これが無常か、と。

花より丼で気づく無常。

今日は6月30日。「沙羅の花を愛でる会」は今日まで。そして、京都では水無月という和菓子を食べる日。

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