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2016-10-24

「アンダーグラウンド」「約束された場所で」を読んで思い出したこと。

先日外でお昼を食べた後、読書をしていたら、けたたましく携帯の緊急地震速報が鳴り、とてもびっくりしました。

鳥取での地震。関西はそんなに激しく揺れたわけではなかったですが、やはり鳴ったあとに揺れがきて、いつでもそんな可能性と隣り合わせであるということをまた気づかされました。

その後鳥取では体調不良を訴えている方も増えてきているというニュースを見ました。早く穏やかな日々が戻りますように…。

ちょうど、この地震速報がなった時に読んでいた本のことについて書いてみようと思います。

村上春樹 アンダーグラウンド 約束された場所で

20年以上前の出来事。

実際私は体験したわけではないのに、東京の地下鉄に乗っている時にふと思い起こすテレビの風景がありました。そして、ふいに怖くなって。そういうことが東京に住んでいる時、時々ありました。

あれからもう20年以上もたって、平和に走っている地下鉄の中で。

地下鉄サリン事件。

本当に恐ろしい事件だったんだと改めて知りました。村上春樹さんの「アンダーグラウンド」「約束された場所で」を読んで。

当時私はまだ小学生だったと思います。確か阪神大震災の直後の事件だったような。1995年の3月だからそうですね。

当時の記憶は、「何か怪しい団体が犯した事件」くらいの認識で、その前の選挙でのパフォーマンス映像や歌、そして「教祖の空中浮揚」などのほうが記憶に残っている。

だから、地下鉄に乗っていたときにふいにそういうことを思い出し怖くなった、という自分の記憶の深い部分に残っていたことに驚きました。

なぜ、今になって読もうと思ったか。東京にいた時にそれを思い出して「読んでみよう」とは思っていたものの、なぜか東京にいる時にはどうも読もうと思えず、結局今のタイミングになりました。

東京の地下鉄の中で思い出したこともあったのだけれど、私のなかでの1つのつながりは、「ヨガ」というキーワードがあったから。

そもそもその団体も「ヨガ教室」というところから始めたということを知って。

「アンダーグラウンド」は被害者の方のインタビューをまとめたもの。そして、「約束された場所で」は、事件には直接関わりはない元信者の方のインタビュー。

その両方からの言葉を読んでいて。

心のもろさみたいなものは、誰もが持っている。それは被害にあった人、元信者の人、どちらの言葉からも感じた。

同じように、朝、地下鉄を使うなんてことは、だれにでも起こりうること。これも被害にあった人も、信者の人も同じ。

その「だれにでもおこりうること」から振れ幅が大きく揺れて、事件になってしまったのだろうけれど、ふと思い出したのは、親鸞が説いた「悪人正機説」。大学の時の研究テーマはこの人についてでした。

たまたま自分は今の立場にいるけど、どんな立場にもなりうる。その怖さも感じた。

なんにもないただの普通の日が、幸せだってこともいつも忘れてしまっていて、たまたまこの本を読んでいた時に、地震の緊急速報が鳴ったこと。

ほんとにアラームのように、そういうことを思い出さされた。

何かに依存するのではなくて、大切なことはなにかって自分で考えなきゃいけないのだと思った。

この本の中の事件は実際にあったことだし、少し読んだ後に落ちてしまったけど…。今、読んでみてよかったです。

そして、事件の当時もヨガ教室はあって、大変な苦労があったことだと思います。その事件から約10年ほどたって、私が健全にヨガに出会えたのは、純粋にヨガを守り伝え続けてきてくれた先生方のおかげだということも。

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